危険な淡水魚

パクーの生態と危険性について。恐怖のボールカッター!?

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パクーという魚をご存知ですか?

パクーは「メチニス」という熱帯魚のうち、いくつかの種類の魚の総称です。

肉食で危険な魚としてあの有名なピラニアと近い種族の魚です。

このパクーという魚、なんと男性の睾丸に噛みつく“ボールカッター”という異名を持つ魚なのです。

今回は、パクーの生態と危険性についてご紹介させていただきます。

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そもそもパクーとは

パクー

出典:wikimedia

ピラニアと比べて、日本ではあまりなじみのない魚であるパクー。

ピラニアの近縁種で、大きな個体は90cmにもなる大型の淡水魚です。

 

ピラニアほどではないものの硬い歯と強い顎を持っています。

パクーは雑食ではあるものの、好むのは植物類で、殻のある木の実を噛み砕いて食べるために、硬い歯と強い顎を持っているようです。

また、パクーの歯は人間にそっくりなのも特徴的です。

もともとはアマゾン川など南米に生息していたのですが、ゲームフィッシングで使用したり、食用にするところもあるようで、そのために養育業者や一般の飼育者が持ち込むなどして北米やパプアニューギニア、さらには北欧でも生息が確認されるようになっています。

 

デンマークの水族館では、20年近く生きたパクーが複数いて、重さも20キロ近くまで成長したそうです。

日本よりも涼しく、生息するのには厳しいはずの北欧で生きることができるということは、万が一誰かが持ち込んだ場合、そこを起点に日本国内に生息域を広げていく可能性も否定できません。

幸い、日本国内ではまだ確認されていないということです。

 

ちなみに、パクーは焼き魚にすると結構美味しいそうです。

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恐怖の“ボールカッター”

南太平洋の島国・パプアニューギニアにて、漁師が河で身体を洗っていたところ、パクーに睾丸を噛み千切られ出血多量で死亡した

という事件がありました。

それ以来、肉食で有名なピラニア、尿道から入り込んで体内を噛み千切っていくカンディルと並び、パクーは“ボールカッター(=睾丸を切り取っていく者)”として恐怖の対象となりました。

 

この事件のとき、漁師は丸はだかで身体を洗っていたそうで、それからは「河に入るときは必ずパンツを履くように!」というなんともおかしな注意がされるようになりました。

確かに、河で楽しく泳いでいて、いきなり睾丸を噛み千切られて死んでしまうのは、痛々しいし恥ずかしいので絶対に回避したいところではありますね・・・。

 

しかし、パンツを履いただけで本当に効果があるのか?と疑問に思いますよね。

パクーは、もともと大人しい性質の魚で、前述したように木の実などを食べます。

その木の実と間違えて、男性の睾丸を食べようとしてしまうのではないか、と言われています。

なので、パクーに見えないようパンツを履いておけば、木の実と間違われなくて済むかもしれませんね。

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“ボールカッター”は迷信!?

「パクー」は最近、デンマークの沖合で発見・捕獲されました。

パクーが捕獲されたのは、デンマークとスウェーデン間にあるエーレスンド海峡で、1匹のパクーが漁師の網にかかっていたそうです。

南米原産であり、しかも淡水魚のパクーが、どうして温度の低い北欧の海で見つかったのか?という疑問については、「観賞用として飼育していた人が海に放したのだろう」と言われてはいますが正確には不明とされています。

 

デンマークでも恐怖の魚としてその生息域の拡大が恐れられる中、パクーはそこまで危険な生物ではない、という人もいるのです。

 

デンマークの首都コペンハーゲンにある水族館に勤める方によれば、

「単なる噂にすぎないと思う。心配する必要はまったくない。パクーを見かけたら、それはむしろ運が良いと言えるだろう」

とのことです。

水族館の方によれば、「もし出会っても、パクーのほうから逃げ出していくよ。」ということでした。

 

実際に事故が起こってはいるものの、本当にパクーの仕業だったかどうかは確認しようがありませんので、パクーの硬い歯のイメージが強いためか、危険性以上に噂が広まってしまっているのかもしれない、といったところでしょうか。

 

もしかしたら、温かい気候のパプアニューギニアと、涼しい気候のデンマークでは食性などがかわっている、という可能性もあるので、この話ばかりを鵜呑みにすることもできません。

まだまだ情報が少ないですし、実際に死者が出ている以上は、危険だと認識しておいて、最低でもパンツを履くくらいの対策は各自がするに越したことはないでしょう。

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生態系への危惧

パクーに限らず、外来種が持ち込まれると生態系に大きな打撃を与えてしまうことがあります。

日本でもブラックバスやカミツキガメなんかがよく知られています。

パクーはもともと南米にしかいなかったということで、それがもし北米や北欧で繁殖してしまったら、そのせいで絶滅する種類が出てくるかもしれません。

パクーは雑食性ですので、小さい魚などが襲われることもあるでしょう。

実際に、先ほどの水族館でも餌として魚を与えることがあるようです。

 

まだそこまで大きく広がっていないので、実際にどうなるかは分かりませんが、生態系の崩壊もパクーの持つ危険性の一つと言えるでしょう。

 

まとめ

このように、なんともまがまがしい異名を持つパクーですが、まだまだ分かっていないことも多くあります。

本当に危険なのか?ただの噂なのか?

未知なる部分はこれから解明されていくでしょう。

とりあえず、パクーが生息している地域で水に入ろうと考えている人(特に男性)は、しっかりとパンツの紐をきつくしめることをおすすめします。

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