危険な淡水魚

危険な人喰い魚!?ムベンガ(ゴライアスタイガーフィッシュ)の生態について。

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ムベンガは「最凶淡水魚」と呼ぶに相応しい、鋭い歯を?き出しにした恐ろしい顔の牙魚です。

殺人魚として知られるピラニアやカンディルが可愛く見えるほどです。

ムベンガを知らない人が見たら、とても淡水魚には見えなくて、UMAと勘違いしそうですね。

今回は、ムベンガ(ゴライアスタイガーフィッシュ)の生態や危険性についてご紹介させていただきます。

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ムベンガとは?

ムベンガ(ゴライアスタイガーフィッシュ)

ムベンガは、カラシン目アレステス科ヒドロキヌス属に属する大型の肉食淡水魚です。

ピラニアと同じカラシンの仲間です。

ムベンガの俗称は「ゴライアスタイガーフィッシュ」や「ジャイアントタイガーフィッシュ」です。

 

体長1.5m、体重は50kgほどで、最大では体長2m、体重60kg以上にもなります。

タイガーフィッシュと呼ばれるヒドロキヌス属の中で、ムベンガは最も大型の魚になります。

ムベンガは水の抵抗を受けにくい流線型の体をしており、体色は銀色で尾鰭の下の部分はきれいなオレンジ色をしています。

 

ムベンガの最大の特徴は、上あごだけでも14本以上生えている、大きくて鋭利な歯です。

歯というより牙で、全ての歯がアイスピックに見えます。

ピラニア同様、牙魚と呼ばれます。幼魚にも小さいながら鋭い歯が生えています。

背筋がゾッとするような歯を見ればわかるように、凶暴で獰猛な性格をしています。

肉食性で、口に入るものは何でも食べてしまいます。

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ムベンガの分布域

ムベンガの分布域は、アフリカ大陸中央部を流れるコンゴ川水系で、具体的には、コンゴ川、ルアラバ川、ウペンバ湖、タンガニーカ湖です。

コンゴ川は長さ4700㎞とアフリカ大陸で2番目に長い河川で、コンゴ川水系は中部アフリカの国々をまたがって流れています。

したがって、

・コンゴ民主共和国中央アフリカコンゴ共和国アンゴラザンビアタンザニア

などの国に生息している事になります。

 

コンゴ川には個性的で珍しい魚がたくさん生息しています。

有名なのは、肺で呼吸するハイギョ、450ボルトの強い電気で小魚を気絶させて食べるデンキナマズ、お腹を上にして泳ぐサカサナマズなどですね。

ムベンガもこれらの珍魚に負けず劣らずのモンスターフィッシュです。

 

ムベンガの由来は?

ムベンガの学名は「Hydrocynus goliath(ヒドロキヌス・ゴリアテ)」です。

「ゴリアテ」や英語発音の「ゴライアス」と呼ばれることもありますね。

ゴリアテとは、旧約聖書「サムエル記」に出てくる無敵の巨人兵士で、身長はなんと3m近かったとされています。

ムベンガのその大きさからゴリアテの名がついたのでしょうね。

 

人食い魚伝説は本当なの?

ムベンガ(ゴライアスタイガーフィッシュ)

ムベンガは人間を襲って食べてしまう恐怖の殺人魚として悪名高く、ネット上でも写真と共にその名前が大いに賑わっています。

本当に人間を食べるのでしょうか?

事件を一例ご紹介します。

 

川で漁をしていた30代の男性が網を引き揚げようとした時、何者かに川に引きずりこまれてしまいました。

川が血の色に染まり、仲間が慌てて男性を引き上げると、彼の腕には2mもの巨大なムベンガが食いついていたと言います。

 

いっしょに漁をしていた仲間は、男性がワニに襲われたと思ったそうで、ムベンガの力強さと凶暴さが伺える話です。

自分の腕をあの恐ろしい魚が飲み込んでいるとしたら…想像しただけでも気を失いそうですね。

 

このように、ムベンガが人間を襲ったという事件は何件も報告されています。

ところが、襲われて死んだという報告はありません。

人間も簡単に殺せそうな殺傷力の高い歯を持っているのに意外ですね。

実際に指を噛みちぎられた人もいるそうなので、ある意味では人間を食べたとも言えますが。

 

ムベンガは口に入れば何でも食べてしまい、しかも一度噛みつくと離しません。

人間もムベンガにとっては餌でしかないのでしょう。

人間の味を覚えたムベンガが増えると、冗談話では済まされない被害がこの先出てくるかもしれません。

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何でも食べるムベンガ、こんなモノまで食べました

ムベンガはワニや牛まで襲うと言われていますが、飛んでいる鳥ですら襲って食べてしまいます。

水面近くを飛んでいた鳥を、水中からジャンプして飲みこんでしまうのです。

 

 

魚は一般的に体が大きいほど泳ぐスピードが速くなります。

ムベンガは大きいうえに流線型の体型なので、水中からでも加速して水面に飛び上がるくらい朝飯前なのでしょうね。

 

怪物魚はステロイドホルモンでさらに進化する?

ムベンガの体がここまで巨大化したのには秘密があります。

実はムベンガは、体内で特殊なステロイドホルモンを作り出すことができるので、環境に応じて自分の体を変化(進化)させることが可能なのです。

まさにモンスターフィッシュですね・・・。

今こうしている間にも、3m級、4m級のムベンガが誕生しているかもしれません。

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ムベンガは現地の人には好かれてる?

人間すら襲うムベンガですが、サイズや引きの強さから釣り愛好家には大人気の魚です。

フィッシングツアーが組まれるほどですから、当然現地は釣り人やら観光客やらで賑わいますよね。

日本からも、ムベンガを釣りにアフリカまで行く人もいるようです。

 

現地では貴重な観光資源になっているので「ムベンガ様様」なのです。

だから誰もムベンガを恐れはしても、嫌ってはいないのですね。

 

まとめ

ムベンガは、コンゴ川水系に生息する最大2mにもなる大型の肉食淡水魚です。

現地で人間が襲われた報告もある危険な魚ですが、釣り人には人気で観光資源にもなっています。

 

超危険生物ムベンガは、広大なコンゴ川の大自然があったからこそ生まれたと言えます。

濁った水流の中は、人間にとって恐怖を感じる世界ですよね。

だからこそムベンガの人食い伝説も生まれたのでしょう。

日本から遠く離れたこの秘境には、巨人兵士ゴリアテに匹敵する3m級の巨大なムベンガが息をひそめているかもしれません。

そう考えると、この恐ろしげな顔の魚に会いに行ってみたくなりますね。

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