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イルカには”いじめ”がある!?その生態や性格、特徴について

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水族館で大人気のイルカショー。

皆さんも、一度はイルカと一緒に泳いでみたいなんて思ったことがあるのではないでしょうか?

イルカはショーができるほど賢く、そして穏やかな性格であるイメージがあります。

とても優しい目をしてますもんね。

しかし、みんなに人気なイルカにも、実はちょっと意外な一面があるのです。

今回は、イルカの生態、性格や危険性について調べてみましたので、これから一緒に見ていきましょう。

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イルカとは、クジラの仲間?

まずはイルカの特徴から見ていきましょう。

 

イルカは実はクジラの仲間で、クジラ類ハクジラ亜目に属する哺乳類の一種です。

イルカとクジラの違いは基本的には体の大きさで、体長4m以下の小型のハクジラ亜目がイルカ、4m以上の大型のハクジラ亜目とヒゲクジラ亜目がクジラと分類されるようです。

両者の生物分類上の差はありません。

 

イルカはマイルカ科、ネズミイルカ科、カワイルカ科、イッカク科など複数の科に分かれ、全部で35種以上存在します。

シャチもイルカに分類されます。

 

水族館で飼育されているのは主にバンドウイルカで、その他シャチ、シロイルカ、カワイルカ、ハナゴンドウ、スナメリなどです。

ショーを行うのはバンドウイルカが多いですね。

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生息域

イルカは北極や南極を除く、世界中の温帯~熱帯の海域に広範囲に生息しています。

カワイルカ科のように川に生息する種もいます。

日本でも小笠原諸島など多くの地域で見ることができ、日本のみならず各国でイルカを観賞するためのツアーが組まれています。

 

体の特徴

イルカ

イルカの体長は種によってさまざまで、1.5m程度の種もいれば10m近い種もいます。

体重も30kg~300kgと幅広いです。

 

体型は流線型で、体色は灰色や黒色が多く、中にはピンク色をしたイルカもいます。

ピンクイルカは日本には生息していない珍しい種で、一部の地域では幸運のシンボルとされているようです。

 

イルカには胸ビレと尾ビレ、背ビレがありますが、魚と違って骨があるのは胸ビレだけです。

尾ビレ、背ビレは筋肉でできており、尾ビレは上下に動かします。

 

また、歯は80~90本生えています。

イルカは肉食で魚やイカ、タコなどを食べますが、食べるときにこの歯は使わず丸飲みするそうです。

 

イルカはまた、周波数の高いパルス音を発することで知られています。

物体に反射したそのパルス音から物体の特徴を知ることができるのです。

そこで得た物体の情報をまたパルス音を発することにより他の個体に知らせることもできます。

イルカは知能もコミュニケーション能力も高い生き物なのです。

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イルカの性格

イルカの体重に占める脳の大きさは、人間に次いで大きいそうです。

研究者の見解では、大きい割には人間ほど有効活用できていないということですが、それでもイルカは意思表示を示したり物事の解決策を考える能力があるとされ、知能が高い生き物であることは間違いありません。

その知能の高さから、水族館でのショーが可能なのです。

また、人間ともコミュニケーションが取れることから、アニマルセラピーとしても成果を出しています。

 

とはいえ、意志や感情があるゆえに、個体ごとに性格があります。

イルカをトレーニングする際には、個々の性格をくみ取ったうえでその個体の気持ちに沿ったトレーニングをする必要があるようです。

イルカ

 

一般的に、イルカの性格はネコのそれに似ていると言われています。

警戒心が強く人になつかないけれど、実は甘えん坊。

私たちが知っているイルカはとても人懐っこいですが、それは長い年月をかけて人間は安全な生き物だと教えていった結果なのでしょう。

 

人間になついた今でも、機嫌の良し悪しは当然あります。

機嫌の良いときは高い声を出したり仰向けになってお腹をみせるなどの行動をとりますが、機嫌が悪い時は人間を無視したりどこかへ行ってしまったりという行動をとります。

そのあたりはイヌやネコと一緒ですね。

 

イルカを飼育する上では、個々の状態を細かく観察することがとても大切なのです。

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イルカは眠らない?

イルカは哺乳類であるため肺呼吸をします。

そのため、頭頂部に噴気孔があり、そこで呼吸を行います。

 

呼吸の周期は約40秒で、絶えず呼吸をしながら泳ぎ続けるため、イルカは眠らないのではないかと考えられていました。

しかし、眠らないのではなく、左右の脳を交互に眠らせるため実は泳ぎながら眠っているのです。

眠る際は片目を閉じており、右脳が眠っているときは左目、左脳が眠っているときは右目を閉じています。

また、イルカは一定方向に回転しながら眠る特徴があり、北半球にいるイルカは反時計回り、南半球にいるイルカは時計回りに回転することが分かっています。

 

イルカの世界には”いじめ”がある!

イルカ

さて、イルカはコミュニケーション能力が高く、性格があり意思表示もすると述べました。

実は知能が高いゆえに、人間の世界でも問題になっているいじめがイルカの世界にも存在するのです。

 

いじめの内容は、

・同種のイルカや小型のイルカ、弱った個体を集団で噛みついて殺す

・弱った魚を殺さない程度に噛みついたり追いかけたりして、結局食べずに捨てる

・メスのイルカを集団で襲ってレイプする

といったものです。

 

イルカがこのような行動をとるのは、何らかのストレスや不満が募った時と考えられています。

弱っている個体をいじめるという意味では、弱い個体がいると群れの安全性も低くなる、よって弱いものや異常なものは排除するといった考えがイルカの世界にあるのかもしれません。

 

いずれにしても、何らかの理由があっての行動なのでしょう。

人懐っこく穏やかなイメージのイルカですが、このような凶暴な一面もあるというのは意外ですね。

もっとも、私たち人間が勝手にイメージしていただけで、イルカの生態について良く分かっていなかっただけなのでしょう。

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イルカの危険性、人を襲う?

イルカは人間に対しても襲いかかってくることがあります。

 

アイルランドの海岸では、「ダスティ」と名付けられた人間を襲う野生のバンドウイルカが出現し、腹部に突進された女性が入院するほどのケガを負ったという例もあります。

 

海外では他にも、

・噛みつかれてケガをした

・沖の方に押し出されて危うく溺れそうになった

という報告も多数あるそうです。

 

また、イルカは性欲が強い動物であるらしく、人間に欲情して迫ってくることもあるそうです。

イルカがダイバーに欲情して迫っている動画↓

人間を傷つける目的でなかったとしても、大きな体を寄せて迫ってきたらケガをしたり溺れてしまう危険性もありますね。

このダイバーも、「非常に危険を感じた」と後に語っていたそうです。

 

まとめ

イルカは、知能やコミュニケーション能力が高い動物です。

日本でも多くの水族館でも飼育されている今、イルカは私たち人間に馴染のある生き物となりました。

イルカの優しい目や姿に癒されている人も多いことでしょう。

しかし、海外ではイルカに襲われてケガをしたという例もあります。

もし、海で野生のイルカと出くわすことがあっても、決して触れないようにしましょう。

 

また水族館の調教され人間に慣れているイルカでも、過度な接触はストレスになることでしょう。

イルカに近づいても、むやみに手を出さないなど節度ある対応を心がけるようにしたいですね。

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