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危険なヘビ

ガラガラヘビの生態や毒性、咬まれた時の症状について

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ガラガラヘビはシッポに特徴があり、北米に生息する猛毒ヘビとして有名です。

同じヘビでも、ニシキヘビが接近戦パワータイプならば、ガラガラヘビは頭脳戦スピードタイプと言えますね。

今回の記事では、ガラガラヘビの生態や毒性、咬まれた時の症状について解説します。

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ガラガラヘビとは

ガラガラヘビは、有鱗目・クサリヘビ科・マムシ亜科・ガラガラヘビ属に属するヘビの総称です。

マムシ亜科には、21属に約230種が属していて、そのうちガラガラヘビ属が含まれる12属は「新体陸系統」に分類されます。

さらにガラガラヘビ属は39種に分類されます。

良く知られている種に、ヒガシダイヤガラガラヘビ・ニシダイヤガラガラヘビ・ヨコバイガラガラヘビなどがいます。

 

分布域、どんな場所に生息している?

ガラガラヘビは北アメリカ大陸と南アメリカ大陸に分布しています。

生息地は、草原・森林・砂漠・平地・高地など、さまざまな環境に適応しています。

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体の特徴

ガラガラヘビは39種もいるため、種によって体長はさまざまです。

最大種はヒガシダイヤガラガラヘビで、体長1.5~1.8m、公式最大記録は2.36mにもなります。

最小種はカロライナヒメガラガラヘビで、体長60㎝ほどです。

 

目と鼻の穴の間には、ピット器官と呼ばれる、恒温動物から発せられる赤外線を感知できる部分があります。

ガラガラヘビは夜行性なので、このピット器官を使い、獲物となる哺乳類を探し出します。

ガラガラヘビ シッポ

ガラガラヘビ最大の特徴は、発音器官であるシッポですね。

脱皮をするたびに1節ずつシッポに残り、さやのように幾節も連なります。

ちなみに平均8個の節を持ち、古い物は先端から落ちていきます。

 

そして危険を感じると、「シャカシャカ」とシッポを激しく振って音を出し、相手に警告をします。

その時の音や、シッポの形状が、赤ちゃんのおもちゃのガラガラに似ていることが和名や英名の由来になりました。

ただ、ガラガラヘビのシッポの中には、おもちゃのようにボールは入ってません。

シッポ部分の節と節がぶつかるだけで、中は音が響きやすいように空洞になっているだけです。

 

ガラガラヘビの生態

ガラガラヘビ

ガラガラヘビの食性は動物食で、爬虫類・鳥類・小さい哺乳類などを食べています。

夜行性なので日中は石の下などで眠っていて、餌は暗くなってから探します。

 

ガラガラヘビは間合いを詰めながら静かに獲物に近づくと、一瞬で咬みつき、毒を注入し、あとは獲物が動かなくなるまで待っています。

ところがニシキヘビやアナコンダのようなパワータイプのヘビは、敵を締め上げる前や、その最中に、返り討ちされる危険もあります。
このことから、ガラガラヘビは賢い狩りをすると言えますね。

ガラガラヘビ

攻撃的な性格と思われがちですが、実際はガラガラヘビは人間を避ける性質があります。

また、警告音を出すのは臆病な性格だからという面もあり、音を聞いてからゆっくり離れれば襲ってくるようなことは少ないそうです。

 

ガラガラヘビは「卵胎生」で、メスはお腹の中で卵をふ化させて、幼蛇を産みます。

「胎生」は母体から栄養が補給されますが、「卵胎生」では卵黄から栄養を補給しています。

ある程度成長してから産まれるので、「卵生」よりも生存確率的に有利と言えますね。

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ガラガラヘビの毒性

ガラガラヘビの毒は主に「出血毒(血液毒)」と「筋肉毒」で、わずかに「神経毒」も含まれます。

「筋肉毒」を単体で持つ毒蛇がいないため、「出血毒」といっしょにされることもあります。

 

ヘビの毒はだ液が進化したもので、細胞を壊す性質を持っています。

このためガラガラヘビに咬まれると、簡単に言えば、咬まれた部分の細胞が破壊されます。

 

ちなみに、ガラガラヘビの中で最も毒性が強いのは”トラフガラガラヘビ”という種で、その強さはマムシの95倍もあるそうです。

 

咬まれた時の症状

ガラガラヘビ

ガラガラヘビに咬まれた際の症状は、

・激痛、止まらない出血、壊死、血圧低下、腎機能障害、多臓器不全

などで、最悪の場合死亡しますが、「神経毒」に比べると死亡率は低いです。

 

現在ではガラガラヘビの生息地には血清が用意されているため、死亡例は減りました。

しかし、壊死が引き起こされるため、体の一部を切断したり、重度の後遺症が残ることはあるようですね。

例えば、手を咬まれると、みるみるうちに大きく腫れ、激しい痛みを訴えます。

そして咬まれたところを中心に壊死が始まり、手は黒く変色します。

やがて指先から肉が溶け始め、骨が見えてきます。

こうなると、咬まれた人間の命を救うには、腕を切断する必要が出てきます。

 

ちなみに、この毒には食べた獲物の消化を早めてくれる働きもあります。

人間が咬まれると悲惨なことになりますが、ヘビにとっては便利ですね。

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天敵は? 捕食者はいる?

成長したガラガラヘビが襲われたり捕食されたりすることはまれです。

体が小さいうちは、

・大型のトカゲ、タカやワシなどの猛禽類、キングヘビ属のヘビ

などの餌になってしまいます。

 

まとめ

ガラガラヘビは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸に生息する出血毒を持つ毒蛇です。

危険を感じると、シッポを震わせて警告音を出すのが特徴です。

最近では、血清が普及したので咬まれて死亡する事は減りましたが、患部の壊死が引き起こされるため、体の一部を切断したり、重度の後遺症が残ることがあります。

 

「毒蛇カッコいいから飼ってみたい!」と思う人がいるかもですが、日本においてガラガラヘビは特定動物に指定されています。

特定動物に指定されても、きちんと手続きをすれば飼える場合もありますが、無毒ヘビと違い、ガラガラヘビのような猛毒蛇を飼育するには血清を用意しないといけないため、残念ながら個人での飼育はほぼ無理ですね。

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