危険な害虫

チャドクガの特徴や刺された時の症状と対処法について!

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春になるとそれまで眠っていた植物や木々たちが一斉に動き始め、その美しい花々で私たちを楽しませてくれます。

しかし、動き出すのはきれいなお花ばかりではありません。

虫たちも元気に活動を始めます。

そんな時期にちょっと心配なのが、虫刺されです。

蚊を筆頭に蜂やクモなど、毒性が強いとさらに不安も強くなります。

そんな中、近年、大量発生などで恐れられているのが毛虫の「チャドクガ」なんです。

今回は、チャドクガの特徴や刺された時の症状や対処法についてご紹介させていただきます。

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こんな毛虫を見たら要注意!

チャドクガの幼虫

チャドクガの幼虫 出典:wikimedia

チャドクガの幼虫は、体長約2~3cmで、黄色や黒色を混ぜたような色をしていますが、成長とともに黒色の部分が増えてきます。

卵から孵化してしばらくは、上記の写真のように木の枝や葉に揃って並んでいます。

なかなか気持ち悪い状況ではありますが、うじゃうじゃと固まっているので、目には付きやすいです。

その後、育ってくるとバラバラに広がりはじめます。

この集団のうちに駆除できると、被害も最小限に抑えることができます。

 

成虫の蛾になるとその名前通りの、茶色い蛾になります。

近寄ってきた蛾を、慌てて払い除けた際に、毛が飛散して毒の被害にあうこともあります。

でも、パタパタと飛んで近寄ってきたら、思わず払ってしまいますよね。

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チャドクガの特徴や生態

「チャドクガ」はその名の通り、毒蛾の一種です。

幼虫(毛虫)や成虫(蛾)はもちろんのこと、卵にもその毒性があるという、とんでもない虫なんです。

チャドクガの幼虫(毛虫)は、年2回、4~6月と8~9月頃に発生します。

成虫(蛾)になるのは、7~8月、9~11月で、ツバキやサザンカなどの葉に卵を産み付けます。

気候の変動などによって、発生時期がずれたり、1年に3回発生することもあるとされています。

ですから、チャドクガは春から冬になるまでずっと発生している、と言えますね。

 

特に幼虫の大量発生には、注意警報が出るほどのチャドクガですが、なぜこんなに恐れられているのかご存知ですか?

それはこのチャドクガは、たとえ触れなくてもその毒の被害を受ける可能性が高い毒蛾だからなんです。

触らないのに刺されるなんてどうしてなのか?

虫が苦手、と言う人も多いでしょうが、チャドクガから身を守るため、ちょっと我慢してお付き合い下さいね。

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風に乗ってやってくる毒針毛

チャドクガの幼虫である毛虫は、毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる細かい毛で覆われています。

その数、約30万本、0.1mmと細かいため、肉眼では見ることはできません。

これが皮膚につくと、痒みの強い皮膚炎を起こすのです。

 

でも、私たちが触らない限りは、刺されることもないはずなのですが、なぜこんなにも被害が多いのか?

その理由は、毒針が風に乗って飛散するからなんです。

この細かい毛は簡単に抜け、しかもとても軽いので風に乗ってやって来る、とんでもなく恐ろしい毒毛なんですね。

 

卵にも毒、死骸にも毒

チャドクガが恐いのは、その毒性の強さです。

たとえ死骸であっても、毒が残存し続けるのです。

しかも、幼虫からさなぎになる際に脱ぎ捨てた抜け殻にも、その毒性が消えることはありません。

チャドクガの成虫

チャドクガの成虫 出典:wikipedia

成虫のチャドクガの毒は、その体毛にあります。

メスが産卵する際には、その毒のある体毛が卵に付着するために、卵にも毒があるんです。

ですから、チャドクガは卵から死ぬまでずっと毒を持ち続けていると言う、私たち人間からすると非常に厄介な虫なわけです。

 

刺された時の症状

チャドクガに刺されると、最初は痒みのある赤いプツプツができて、徐々にその紅斑が増えていきます。

その後、赤いプツプツが腫れあがり、蕁麻疹のようになります。

皮膚が隆起した状態にかぶれてくると、さらに痒みが強くなってきます。

激しい痒みに加えて、ヒリヒリとしてくる場合もあります。

ひどい時には患部が水ぶくれになり、熱を帯びることもあります。

 

症状については、個人差もあるので人によって多少の違いはありますが、それでもこの激しい痒みは約2~3週間ほど続くとされています。

人によっては、激しい痒みの後にも緩めの痒みが1ヶ月ほど続いたり、皮膚炎の跡が消えるのに約半年以上かかる場合もあります。

しかも、一度刺されると体内で抗体が作られるために、2度目以降に非情に強いアレルギー反応を起こす危険があります。

アナフィラキシーショックですから、十分な注意が必要ですね。

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刺された時の対処法

刺されたことが明確で、すぐに医療機関を受診できる状況であれば、それに越したことはありません、真っ直ぐに病院に直行して下さい。

専門医からの的確な診断と治療は、その症状を最小限に抑えることができます。

 

しかし、すぐに受診できない場合は、まず自分で処置しなければなりません。

1、まず服を脱いで、ガムテープやセロテープなどの接着テープで、貼ってはがすを繰り返し、刺されたと思われる部分の毒針毛を取り除いて下さい。

2、その後、流水で時間をかけて流します。

3、痒みや痛み、熱を感じる場合には、氷などで患部を冷やして下さい。

4、市販の薬を使用する際には、ヒスタミンやステロイドが入っている虫刺され薬がよいでしょう。

 

痒い患部には、たとえ見えなくても毒針毛の刺さっている可能性がありますので、むやみに触るのはやめましょう。

 

チャドクガに刺されて、それが他人にうつることはありませんが、服などに付着していた場合には2次被害を引き起こします。

知らずに触ってしまった人も、チャドクガの毒に刺されてしまうのです。

そんなことが起こらないように、チャドクガに刺された時に着ていた服は、他の衣類と一緒に洗うことはしないで下さいね。

チャドクガの毒は熱に弱いので、50度以上の熱で無毒化することができます。

ですから、服を洗う際は、お湯で洗ったり、乾燥機にかけるなどの方法が適しています

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搔くのは我慢!

まず、患部を見て下さい。

赤くプツプツできている、あるいはさらに蕁麻疹のようになっているなら、すぐに搔くことを我慢して下さい。

毒針毛は肉眼では見ることができないほど細い毛ですが、痒みを感じる患部には、その毒針毛が刺さっている可能性があります。

そこを痒さにまかせて搔きむしってしまうと、毒針毛が皮膚の奥まで入ってしまう場合があります。

また、搔いた指先に毒針毛が刺さり、さらに毒針毛の被害を広げてしまう事態にもなりかねません。

その結果、毒が全身に広がり重症になってしまう場合があるのです。

 

まとめ

チャドクガに刺されないためには、なるべく草むらや木の近くに行かないことですが、なかなか難しいですよね。

だからと言って、まったく予防しないわけにもいかないですよね。

外出の際にはあまり肌を露出しないようにする、毛虫を見つけたらすぐにその場を離れるように気をつける、これだけでもチャドクガの被害を避けることは可能です。

それでも刺されてしまった場合には、今回ご紹介した対処法をを参考にしてみて下さい。

でも症状が改善されない時には、皮膚科あるいはアレルギー科を早めに受診して下さいね。

 

また先にお話したように、チャドクガの毒針毛は、たとえ触れなくても風に乗ってやって来ます。

知らずにチャドクガのいる木や死骸のある近くを歩いてしまっただけでも、その毒の被害にあう可能性はあるのです。

このような強い痒み、そして赤い発疹の跡に蕁麻疹のような症状が現われた場合には、チャドクガによる可能性も疑ってみましょう。

チャドクガについてはこちらの記事もご参考下さい。

チャドクガの駆除方法、発生時期や対策について

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