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イノシシの生態や危険性、出会ったらどうすればいい?

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少し田舎の山間に行くと、猿の次ぐらいによく遭遇するのがイノシシです。

大きいイノシシに遭うと、車でも大破することがあるので、注意しなければなりません。

また、農作業中にイノシシに襲われ死亡するという事後も起きています。

今回は、イノシシの生態や危険性、出会った時の対処法について紹介します。

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イノシシの生態

イノシシ

イノシシは、鯨偶蹄目イノシシ科の動物です。

 

北海道を除いた日本全国にイノシシは生息しています。

日本には、主にニホンイノシシリュウキュウイノシシの2種類がいるとされています。

山間部から、平野部まで広く生息していて、雑草が茂る森林や草原、水辺の近くを好みます。

日本以外では、元はアジア、ヨーロッパに生息していましたが、家畜としてアメリカ大陸やオーストラリアで放されたところ、自然に生息するようになりました。

 

本州~九州にまで生息しているニホンイノシシは、オスで最大170cm、190kgにも成長します。

 

沖縄や奄美大島などの南西諸島のみに生息するリュウキュウイノシシは、保護の重要性を示した環境省レッドリストに掲載されており、絶滅の危惧があるとされています。

ニホンイノシシに比べて、成長しても最大でも110cm、70kgと比較的小柄なタイプのイノシシです。

 

イノシシの嗅覚は犬並みに発達していて、とても警戒心が強い動物です。

キバはオスメスともにありますが、オスのほうが大きな牙を持っています。

 

イメージ通り突進力が強く、時速45kmという人間を遥かに越える速度で走ることができます。

また、1mくらいの物なら助走なしに飛び越えるほどのジャンプ力もあるそうです。

犬掻きで泳ぐこともでき、30kmほどの距離を泳ぐことが可能なので、瀬戸内海では、島と島をイノシシが泳いで渡る姿も報告されています。

 

繁殖の時期は冬で、主に春に出産します。

子供のイノシシは「ウリ坊」と呼ばれ、体毛の縦に縞模様があります。

 

イノシシは雑食性で、木の実や芋類、木の根などの植物性のものを食べていることが多いです。

季節の変化に合わせて、ヘビやカエル、昆虫といった動物性のものを食べることもあります。

 

基本的には昼行性ですが、夜間に人里に下りてきて遭遇することがあり注意が必要です。

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イノシシは危険?

北海道を除く全国で、イノシシによる事故や目撃情報は多々あります。

もともとイノシシは、人里に近いところに生息しているので、出会いやすい動物と言えるでしょう。

 

激しく突進してくるイメージがあるイノシシですが、元々臆病なので自ら人間に向かってくることはありません。

 

しかし、運悪く、

・いきなり至近距離で出会った

・繁殖期で興奮していた

・ケガをしていた

・住宅街に迷い込んだ

というようなイノシシに遭遇すると襲ってくることもあります。

イノシシのキバはちょうど人間の太ももの高さにあるので、大怪我を負い失血死する事故もおきています。

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イノシシに出会わないためには

イノシシに出会わないようにするには、どうすればいいか?

山間部や、イノシシの目撃情報がある地域を歩く際には、

・荷物に鈴をつけて音が鳴るように

したり、

・大きな声で話すように

しましょう。

イノシシは警戒心が強い動物なので、人間の存在に気づいたら逃げて行くはずです。

 

また最近は、農作物を目当てに畑に降りてくるイノシシも増えてきています。

農作業のため、短時間でも畑や草むらに入る際は、できれば1人では行かず、なるべく大きな音を出すことを心がけて下さい。

 

山間部を車で移動する際も、運悪く山から下りてきたイノシシと遭遇してぶつかってしまうと、普通車でも大破してしまうことがあります。

いきなりイノシシが飛び出しても対応できるように、車で山間部を移動するときは、なるべく徐行で走りましょう。

徐行で走っていれば、イノシシ以外の猿やシカとの遭遇にも対応できますからね。

 

もしイノシシに出会ったら?

ウリ坊

ウリ坊

山間部を歩いていて、急にイノシシに遭遇した場合。

まず、決して背中を見せて走って逃げてはいけません

背中を見せて走ると、イノシシは本能的に追いかける習性があるので、とてもキケンです。

 

恐ろしいとは思いますが、できるだけパニックにならずに落ち着いて下さい。

大きな声や音をだしたり、石を投げたり刺激を与えてはいけません。

イノシシの目を見ながらそっと後ずさりで距離をとりましょう。

 

もし、食べ物を持っていたら、食べ物を手放すようにしましょう。

イノシシが食べ物に気を取られている間に、逃げられるかもしれません。

 

またウリ坊と言われるような、小さい子供のイノシシは見た目はかわいいですが、近くに親のイノシシがいるので、要注意です。

小さいからと、油断して写真を撮ったりしていると、近くにいる親のイノシシが怒って襲ってくる可能性があります。

ウリ坊を見つけて、どんなにかわいくても近づかないようにしましょう。

 

ちなみに、もしもイノシシに出会って、

・体毛を逆立てている

・牙を鳴らして音を出している

・脚で地面をガリガリしている

・落ち着きなく動き回っている

ような動きをしていた時は、イノシシの威嚇行動です。

上記の行動を確認したら、細心の注意を払って行動するようにしましょう。

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イノシシが襲ってきた!?

走って逃げても、人間よりイノシシの方が早いので勝ち目はありません。

イノシシは木登りはできないので、もし近くに登れそうな手ごろな木や遮蔽物があれば登ってみましょう。

山道を歩く際には、登りやすそうな木がないか探しておくと安心です。

 

もし荷物の中にイノシシが食べそうな食料があった場合は、逃げる際そこに置いておけば、食べ物に夢中になり逃げられる可能性もあります。

 

動物用の催涙スプレーも販売されているので、どうしても不安な人は、山道を歩く前に購入して持ち歩くことをおすすめします。

 

まとめ

イノシシは警戒心が強く臆病なので自ら人間を襲いませんが、いきなり至近距離で出会ったり、興奮状態のイノシシに遭遇した場合は注意が必要です。

大きな牙で攻撃されケガを負い失血死してしまう事故も起きています。

イノシシに出会った場合は、刺激を与えずにゆっくり後ずさりしながら逃げましょう。

もし、襲ってきた場合は、木や遮蔽物に登るのがいいでしょう。

 

最近は住宅地でもイノシシの目撃情報が増えているので、思いもよらない意外なところで遭遇することも増えてきました。

街中だからと安心せずに、もしもイノシシに遭っても大丈夫なように対処方法を知っておきましょう。

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