かゆいだけではなくて、様々な病原体を媒介する蚊、なるべくなら刺されたくないですよね。
最近では、さまざまなタイプの蚊除けのアイテムが発売されています。
そこで今回は、蚊の駆除に役立つアイテムについて調べてみました。
目次
蚊取り線香
昔ながらの方法です。渦巻き状のあれですね。
実は蚊取り線香は、もくもくと上がる煙ではなく、火をつけた瞬間に気化して見えない物質にこそ、蚊を駆除するための有効成分が含まれているのです。
また、蚊取り線香を炊いていたのに蚊に刺された!ってことありますよね。
実は蚊取り線香の有効範囲は、およそ6畳なのです。
そのため、窓を開けっ放しの場合や、玄関やリビングだけで蚊取り線香を炊いていた場合、部屋全体まで有効成分が届かず蚊に刺されてしまうことがあるのです。
蚊取り線香の有効成分は、科学的にも実証された効果の高い物です。
しかも除虫菊という花から作るので、科学物質をできるだけ使いたくないペットや小さい子供がいるご家庭でも安心して使えます。
最近はアロマの香りの蚊取り線香も発売されているので、昔ながらの蚊取り線香の香りが苦手な人は1度試してみてはいかがでしょうか?
ベーブマットなどの電気式蚊取り線香
液体など様々な種類があるタイプです。
有効成分を熱によって気化させてくれるので、部屋全体に効果がある方法です。
コンセント式だけではなく、電池式もあるので屋外でキャンプなどをする際にも使えます。
これも普通の蚊取り線香と同じで、有効成分が届かないと効果がないので、部屋の広さに合わせた物を選びましょう。
蚊取り線香のように火を使わないでいいこと、タイマータイプがあり決めた時間内は、連続して利用できることなどの利点があります。
スプレー式殺虫剤
蚊を見つけたら、スプレー式殺虫剤で一気に駆除することができます。
スプレーからでる有効成分がかかれば、蚊はすぐに死んでくれるので、即効性があります。
ただし、同じ室内に食べ物があったり、ペット、小さな子供がいる場合は、影響を考えるとあまり利用しない方がいいかもしれません。
プッシュ式蚊取り
室内で1度プッシュすれば、12時間や24時間といった長時間、その部屋にいる蚊を殺してくれます。
電気も火も使わず安心なことと、1日に1度押すだけで効果があるので、その手軽さから近年人気です。
こちらも適用できる部屋の広さは決まっているので、その範囲内で利用しましょう。
また、効果は高いので、その分ペットや小さな子供には直接かからないように、よく注意して使いましょう。
体用の虫よけスプレーを使う
室外で蚊に刺されないようにするには、これが1番です。
ミストタイプや、スプレータイプがあります。
蚊だけではなく、マダニにも効果があるものや、日焼け止め成分が配合されているものもあります。
小さな子供でも使えるタイプもあるので、外で蚊取り線香を炊いてもジッとしていられない子供にとって、最も有効な蚊に刺されない方法です。
ただし、汗などで落ちてしまうと効果がなくなってしまうので、こまめに塗りなおすことが必要です。
ハッカ油で虫除けスプレーを自作しよう
薬局などで、1000円程度で購入できる「ハッカ油」、口に入れても安心な天然成分100%でできています。
このハッカ油は蚊が嫌うので、できるだけ自然な物質を使って、蚊から身を守りたい人にオススメです。
また蚊だけではなく、コバエ、ゴキブリ、アリ、ダニにも効果があります。
体にスプレーする場合は、薬局に売っている無水エタノール10mlに、ハッカ油を20滴程度たらし、同じく薬局で100円程度で売っている精製水を90ml混ぜれば完成です。
100円均一で売っている、空のスプレーボトルに入れて持ち歩くのをオススメします。
ハッカ油は、蚊を含めた虫に効果があるだけではなく、すーっとした冷感作用もあるので、夏の暑い日には助かります。
ハッカ独特の香りが苦手な人は、自分の好みのアロマオイルを足してもいいです。
こちらも、肌から有効成分が消えてしまうと効果がなくなってしまうので、こまめに塗りなおしましょう。
スプレーが余った場合は、玄関先や、靴にふっておけば、香りがある間は虫除けの効果があるのでおすすめです。
蚊を捕まえてくれる空気清浄機を使う
これはまだ、シャープからしか発売されていませんが、蚊が好んで寄ってくるライトを空気清浄機に搭載してある商品です。
ライトに寄ってきた蚊を、空気清浄機の吸い込む力で吸い、本体にセットしてある吸着シートにくっつけて蚊を動けなくしてしまいます。
この商品の素晴らしいところは、薬剤を全く使わない点です。
小さな子供やペットがいるご家庭にとって、この空気清浄機がもっとも安心に蚊を駆除できる方法だといえます。
蚊を発生させないための環境つくり
蚊を発生させないためには、まず卵を産み幼虫(ボウフラ)が育つ水場をなくすことが大切です。
ヤブカは庭の植木鉢やバケツ、空き缶などに少し溜まった水でも発生するので、水が溜まるようなものをなくしてみましょう。
下水溝やどぶ川はイエカの発生源となります。
できるだけキレイに清掃し、雑草を刈りとり水の流れをよくするようにしましょう。
まとめ
最近は、さまざまな蚊を駆除できるアイテムが販売されています。
ご自身の生活環境に合ったものを探してみて下さい。
こちらで紹介した方法を参考にして、蚊に刺されてからではなく、蚊に刺される前、少し気温が上がってきた時期から、早めに蚊対策をすることをおすすめします。
蚊についてはこちらの記事もご参考下さい。