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ディノポネラは最大最強のアリ!?その生態や毒性について

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日本から遠く離れた南米に、ディノポネラという世界最大のアリが生息しています。

彼らは熱帯医雨林の奥深い地帯に生息しているため、人と接触する機会はほとんどありません。

まだまだその生態について明らかになっていない部分も多く、初めてその名前を聞いたという方もきっと多いでしょう。

今回はこの、ディノポネラの生態や毒性について、分かる範囲でご説明したいと思います。

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ディノポネラとは?

ディノポネラ

出典:wordpress

ディノポネラは、アリ科ハリアリ亜科に属するアリです。

一般的には”ディノハリアリ”や”オソレハリアリ”のことをディノポネラと呼んだりしています。

 

体長は働きアリが2.5cm程度、女王アリとなると3~4cm程度にもなり、アリ科の中では世界最大の種になります。

日本でよく見かけるクロオオアリはせいぜい体長1cm程度であり、そのおよそ3~4倍と考えると私たち日本人の感覚ではもはやアリとは思えないですね。

ディノポネラは漆黒の体で、胸部や腹部に黄金の短い毛が生えています。

体は非常に頑丈で、頭部は他のアリ類に比べて大きく、また内側がノコギリ状の大きなアゴを持っています。

また、腹部の末端であるお尻部分には毒針があり、その毒性は非常に強力だと言われています。

 

その姿はクロオオアリと比較しても非常に貫禄がありますね。

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ディノポネラの生態

ディノポネラの生息地は南米のブラジルやベネズエラ、コロンビア、ペルー、ボリビアなどにまたがるアンデス山脈東部の熱帯雨林地帯です。

同じハリアリ類で強い毒性を持つパラポネラと生息地が重なりますが、パラポネラと比べてディノポネラは人目に付かない場所に生息しているため、人間と接触する機会はあまりないでしょう。

 

巣はパラポネラと同じく木の根元や木の中に作られ、女王アリを中心とした社会を形成しています。

食性は肉食で攻撃性が強く、昆虫類だけでなくカエルなどの両生類や爬虫類も捕食します。

あのパラポネラを襲って捕食することもあるようです。

 

狩りは単独で行われ、大きなアゴで噛みつき毒針を何度も獲物に突き刺すことによって仕留めます。

人間相手にも攻撃を仕掛けてくるため、もし南米の熱帯雨林地帯に行くことがあったら注意してください。

アゴの力も非常に強いため、ディノポネラに噛みつかれたら皮膚がちぎられ出血するほどのようです。

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ディノポネラの毒性と刺された時の症状

それでは、ディノポネラの毒性についてみていきましょう。

 

ディノポネラの毒針は大きいだけでなく、毒量も多いため刺されると激痛が走ります。

熱帯に生息する大型種のアリは毒性が非常に強いと言われ、刺された時の症状はスズメバチ並みと言われています。

つまり、全身の痛み患部の腫れや発熱倦怠感嘔吐といった症状です。

 

そして、人によってはアナフィラキシーショックを起こす恐れがあるようです。

刺されて30分以内にしびれや痙攣、咳や呼吸困難、意識障害と言った症状が出た場合はアナフィラキシーショックを疑ってください。

もしアナフィラキシーの場合は安静にして一刻も早く病院で手当てを受ける必要がありますが、なにせ場所が熱帯雨林ではそう簡単に病院には行けないでしょう。

アナフィラキシーはご存知の通り、処置が遅れたら死の危険性があります。

 

さまざまなリスクを考えると、ディノポネラに刺されないように細心の注意を払うしかないですね。

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ディノポネラは最強?天敵は?

前述したように、ディノポネラはパラポネラを襲うこともあるようです

大きなアゴと強烈な毒針により、自分よりかなり大きな獲物にまで単独で襲いかかるディノポネラ、体のサイズからしても単独での戦いならディノポネラは最強のアリでしょうね。

ですが、軍隊アリのように攻撃性が高く集団で襲ってくるようなアリにはさすがに適わないようです。

軍隊アリはディノポネラの半分程度の大きさですが、鎌のようなアゴで獲物に噛みつき何度も何度も毒針を突き刺してくるため非常に恐ろしいアリと言われています。

集団で襲いかかれば人間も殺すことができるくらいなので、ある意味熱帯雨林地帯で一番恐ろしいアリは軍隊アリなのかもしれませんね。

 

ディノポネラの天敵として、他にノミバエが考えられます。

ノミバエはパラポネラの天敵として有名で、傷ついて弱っている個体に卵を産みつけることで寄生し、体内を食べ尽くしてしまうという恐ろしいハエなのです。

一瞬のうちに卵を産みつけてしまうため隙を見せたら最後、ノミバエの餌食になってしまうのです。

パラポネラと同じハリアリ類のディノポネラからしても、きっと恐ろしいハエであることは間違いないでしょう。

 

まとめ

ディノポネラはパラポネラと同じような環境に生息しているとはいえ、パラポネラよりも個体数が少ないうえに人目につかないところにいるため、いまだに知られていない部分が多いようです。

いずれにしても南アメリカの熱帯雨林地帯での話です。

日本に住んでいる私たちにとっては関係のないことと思う方も多いでしょう。

しかし、実は日本においてパラポネラなどの外国産の毒を持つアリを販売しているところがあります。

ディノポネラについては確認ができていませんが、もし万が一飼育している個体が逃げ出してしまったら一体どうなるでしょう。

繁殖可能な個体であれば一気に数を増やしてしまう危険性があります。

 

基本的には毒性の強い外国のアリなどは輸入禁止とされ、取り扱いをしている業者も細心の注意を払っていると思いますが、絶対に大丈夫とは言い切れません。

ヒアリのように荷物にまぎれてやってくることだってあるのです。

万が一、がないことを祈りますが、念のため毒アリについての知識をつけておいたほうが良いでしょう。

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