危険なヘビ

アマガサヘビの生態や毒性について。インド四大毒蛇!

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アジア最強の毒蛇と呼ばれるアマガサヘビは、白と黒のコントラストが美しい中~大型の蛇です。

その毒性は強く、オーストラリアに生息する猛毒蛇に次ぐとされます。

インドでは四大毒蛇として恐れられているアマガサヘビ。

今回は、アマガサヘビの生態や危険性、毒性に関して情報をまとめました。

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アマガサヘビとは?

アマガサヘビ

出典:wikimedia

アマガサヘビは、コブラ科アマガサヘビ属に分類される蛇の総称です。

学名は「Bungarus multicinctus」で、英名では体の模様の特徴から「Many-banded krait」と呼ばれます。

日本では「キイロアマガサ」「タイワンアマガサ」「インドアマガサ」などが知られ、特定動物に指定されています。

 

生態

アマガサヘビは夜行性なので、狩りは夜に行います。

日中は石の隙間や穴の中に隠れています。

寒くなると休眠して、4~11月ごろの暖かい時期に活動しています。

 

動物食で、ウナギなどの魚類・カエル・ネズミやうさぎなどの小型の哺乳類・トカゲなどの爬虫類といった生き物を餌にしています。

特に魚類が好物のようです。

また、他のヘビ類も食べてしまい、有毒無毒関係なく卵まで食べます。

 

 

アマガサヘビの繁殖方法は卵生です。

交配は夏季で、メスは1度の産卵で3~12個の卵を産みますが、最多で20個も産むことができます。

産卵後はメスがそばにいて卵を守っており、卵は1ヵ月半ほどでふ化します。

 

アマガサヘビ(タイワンアマガサやマルオアマガサ)の性格は比較的大人しく、攻撃性は低いとされます。

しかし、インドアマガサは咬みつくとなかなか離れず毒性も強いことから、インドでは四大毒蛇の1つとして恐れられています。

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分布域と生息環境

アマガサヘビの分布域は、

・中国南部(海南、安徽、重慶、四川、広東、広西、香港など)・インド・台湾・ベトナム北部・ラオス・ミャンマー

などです。

 

アマガサヘビは地上で生活をしています。

海面から1500mまでの標高の範囲で、平地・草原・湿原・沼地・熱帯雨林・マングローブ・竹林・低山地・山の斜面・農耕地・水路・居住区などの水辺や湿度の高い場所に生息しています。

さまざまな場所に生息していますが、特に平地の水辺を好むようです。

 

生息密度が高いため、人間の居住区にも現れ、アマガサヘビにかまれる被害が多く出ています。

また、下水溝から民家に侵入し屋内で咬まれる事故もあるようです。

 

体の特徴

アマガサヘビの体長は通常、1~1.5mの範囲内ですが、記録に残る最大サイズは1.85mです。

ふ化直後の仔蛇は25㎝ほどです。

 

毒蛇に多く見られる三角頭はそれほど目立たず小型で、頸部のくびれもわずかなので、ぱっと見は無毒の蛇に見えます。

牙は小さく、胴体は輪切りにすると三角形です。

 

体色は黒色で、21~30ほどの白色かクリーム色の横帯模様が入ります。

頭部は黒色、腹部は白色かクリーム色、舌はピンク色です。

小さい目は、顔の色と同じ黒色なので、どこにあるのか見えにくいです。

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天敵や捕食者は?

アマガサヘビの天敵は主に人間です。

生息地を破壊して彼らの生息地を奪い、医学研究用として捕獲するからです。

 

捕食者も人間です。

広東料理や台湾料理では蛇を使った伝統的な料理があり、ヘビ専門のお店があるほどです。

蛇のスープが有名で、秋に食べると冬の間は風邪をひかないとされます。

3種のヘビを使ったスープ「三蛇羮」と5種のヘビを使ったスープ「五蛇羮」の、どちらにもアマガサヘビは使われます。

 

アマガサヘビの毒はどんなもの?

アマガサヘビ

出典:wikimedia

アマガサヘビの毒は、主に神経毒ブンガロトキシンと呼ばれています。

しかし、神経毒の割合が多いだけで、出血毒もわずかに持っています。

 

出血毒と比べ、神経毒は毒の回りが早いので致死率が高いとされます。

毒は強く、人間の致死量は2~3mgで、成人男性12人を殺すことができる量を持っています。

 

特に、インドアマガサは毒性と性格が相まって、噛まれると致死率が50%にもなると言われています。

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咬まれた時の症状

アマガサヘビにかまれても痛みはなく、少しの痒みと麻痺を感じる程度です。

ただ、かまれてから1~6時間で徐々に症状が出始めます。

 

症状としては、瞼が下がる視界がぼやける胸の不快感痙攣筋肉麻痺声が出ない物が飲み込めない呼吸困難、などですね。

毒の特徴として、筋肉の動きを止める作用があるため、主な死因は呼吸停止や心肺停止です。

 

まとめ

アマガサヘビは、アジア各地に生息する横帯の縞々模様が特徴の毒蛇です。

アマガサヘビ(タイワンアマガサやマルオアマガサ)は穏やかな性格なので、もし遭遇しても、大抵はヘビのほうから逃げてくれるか、フリーズして動かなくなるので、退路を塞いだり、脅かしたりしなければ、かみつかれません。

ただ、自分から好んで攻撃はしてきませんが、人間の近くでも数多く生息しているため、誤って踏まれたり、暖かい寝床に入り込んでしまったりして、かまれてしまう事故が多いようです。

 

アジア最強の猛毒蛇と恐れられているアマガサヘビですが、そのヘビですらスープの食材にしてしまう中国料理にはただただ驚きです。

とても美味だという口コミもあり、中国料理なら間違いなく美味しいと思うので、ちょっと食べてみたい気もしますよね。

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