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アラスカンマラミュートの性格や特徴、危険性と事件について 

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アラスカンマラミュートはその名の通り、アラスカ(アメリカ)原産の大型犬です。

シベリアンハスキーやシンリンオオカミに似ている風貌が特徴的ですね。

凛々しい反面、犬に慣れていない人から見ると、ちょっと怖い外見をしているかもしれません。

今回は、アラスカンマラミュートの性格や特徴、危険性と事件について解説します。

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アラスカンマラミュートのルーツ

アラスカンマラミュート

アラスカンマラミュートは、カナダの西側にあるアメリカのアラスカ州・セワードペニンシュラ地方原産の犬になります。

アラスカ州は、1867年にロシア帝国からアメリカが買い取った土地で、カナダを挟んだ飛び地のようになっている州ですね。

アラスカンマラミュートは、昔からアラスカの海岸近くに住んでいたマラミュート族に飼われていて、そりを引いたり猟の際に人間を助けたりしていました。

 

また、アラスカはシベリアが近くにあるため、シベリアンハスキーやサモエドと同じルーツではないかと言われています。

氷河期にまでさかのぼり、シベリアとアラスカが陸続きだった場合、DNA研究によると、オオカミとかなり近いことが判明しています。

と言っても、見た目がかなりシンリンオオカミに近いので、DNAを調べるまでもないとは思いますが。

19世紀後半、アラスカに金脈が発見されると、ゴールドラッシュに沸いた白人たちがアラスカに移住してきます。

すると白人たちによって犬ぞりレースが盛んになります。

これにより、アラスカンマラミュートは雑種化が進んでしまいます。

犬ぞりレースには賞金が掛けられていたため、少しでも早く走れる犬を作り出すためですね。

 

1926年以降、アメリカ国内に純粋な犬種が絶えることを防ごうとする風潮が生まれます。

その甲斐もあって、アラスカンマラミュートはなんとか絶滅を免れました。

そして1935年、アラスカンマラミュートはアメリカに犬種として登録されました。

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体の特徴、ハスキーとの違いは?

アラスカンマラミュートは立ち耳で尖ったマズルなので、スピッツ系に分類される大型犬です。

 

シベリアンハスキーと似ていますが、こちらは中型犬なので、サイズの違いで見分けることができますね。

また、シベリアンハスキーの目の色は黒、青、茶、黃など様々ですが、アラスカンマラミュートは目の色はブラウンのみです。

シベリアンハスキーとアラスカンマラミュート

シベリアンハスキー    アラスカンマラミュート

オスは体長63㎝・体重38㎏ほど、メスは体長58㎝・体重34㎏ほどになります。

体形は北方犬らしい、しっかりとした骨格と筋肉が特徴です。

骨太でマッチョなボディですね。

歩様(歩き方のこと)も安定していて、体形と合わせても理想的なそり犬の条件をパーフェクトに満たしています。

ただし、アラスカンマラミュートは重い荷物を運ぶための犬なので、シベリアンハスキーとは違って早く走ることには不向きです。

 

被毛の色はグレーからブラック・セーブル・レッドなどで、顔・手足・腹部の一部はホワイトです。

被毛は耐寒性の高いダブルコートになります。

アンダーコートは水を弾く油性で、なおかつ分厚いフェルト状になっているため保温力が抜群に高くなっています。

トップコートはアンダーコートの性能を高めるため、硬く長めです。

このため、スリムな印象のあるシベリアンハスキーに比べると、モコモコとふっくらした体つきをしていますね。

 

シッポは巻尾でフサフサしていて、屋外で眠る時には、キツネがそうするように、シッポで顔を覆います。

顔は厚い毛で覆われていませんから、極寒のアラスカではシッポは大切な役目を果たします。

巻尾という点も、シベリアンハスキーと見分けるポイントになります。

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性格、飼いやすさは?

アラスカンマラミュートの性格は、オオカミのような風貌に反して温厚とされます。

人間に対しては警戒心は抱きにくく、仲良くなりやすいですね。

むしろ甘えん坊かもしれません。

アラスカンマラミュートの子供

出典:flickr

犬ぞり用の犬として大昔から活躍していただけあって、仲間との協調性は抜群です。

ただし、想像を絶するほど過酷な環境を生き抜くため、非常に強い意志を持っています。

軟弱な精神では、凍てつくアラスカの地を生きてはいけませんよね。

 

田舎+寒冷地+長時間の散歩が可能という飼育環境に恵まれていれば飼いやすいのですが、上記で述べた通り、少し頑固な一面もあるのでしつけは必要です。

大型犬ということもあり、これらの点を考えて、初心者向けの犬とは言えませんね。

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アラスカンマラミュートの危険性

本来アラスカンマラミュートは、重い荷物を乗せたそりを長距離移動するための犬です。

つまり、とても運動量の多い犬であり、現代社会でペットとして飼うにはこの運動量を満たす必要があります。

この運動量が満たせない場合、アラスカンマラミュートは過剰にストレスが溜まってしまい、その結果、破壊行動をするなどの問題行動を起こしてしまう可能性があります。

 

アラスカンマラミュートの事件

アラスカンマラミュート

出典:wikimedia

アラスカンマラミュートは適切なしつけを行わないと、制御ができない犬種です。

そこでアラスカンマラミュートが起こした事件を紹介しますね。

 

2014年9月23日、山梨県のペット用宿泊施設にて、客が連れてきたアラスカンマラミュートが突然女性経営者の顔を噛みました。

女性は左の頬に軽傷を負ったとされます。

 

2015年6月21日、オーストラリアのシドニー州にて、生後7日の女の赤ちゃんが、ペットのアラスカンマラミュートに噛まれ、顔に重傷を負いました。

 

2015年8月29日、オーストラリアのNSW州にて、一般家庭で飼われていたアラスカンマラミュートが庭に居た際、外から柵越しにその犬を撫でようとした8歳の女の子が噛まれ、右手を切断する事件が起きました。

 

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まとめ

アラスカンマラミュートは、アラスカ州原産のしっかりとした骨格と筋肉が特徴的な大型犬です。

狩猟や犬ぞり用の犬として大昔から活躍していました。

 

今回の記事ではアラスカンマラミュートについて解説しました。

特殊な環境で生きてきた犬種というのは、飼育に関して十分注意しないと悲しい事件も起きてしまいます。

 

最後に、もうひとつ、アラスカンマラミュート関連の事件を紹介しますね。

若い方は知らないかもしれませんが、1993年、埼玉県にて「埼玉愛犬家連続殺人事件」が発生しました。

この事件の加害者の夫婦が、アラスカンマラミュートのブリーダーとして有名だったのです。

加害者である夫には5つの殺人哲学があり、そのうちのひとつが有名な「死体は透明にすることが一番大事」です。

アラスカンマラミュートはしつけをきちんと行えば、ペットにしても何も問題ありませんが、人間はどうなのでしょうか・・・?

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